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2026.03.12
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屋根リフォーム

リコロニー・シーガードはおすすめ?万能ではない差し込み式金属屋根の採用条件を解説

差し込み式金属屋根(リコロニー・シーガード)は本当におすすめ?

近年、屋根リフォームの提案の中で「リコロニー」や「シーガード」といった差し込み式金属屋根を勧められるケースが増えています。
軽量で施工性も良く、既存屋根を活かせる工法として紹介されることも多いため、魅力的に感じる方も少なくありません。

しかし実際の現場では、すべての住宅に適した万能な工法というわけではありません。

錻力屋では、条件が合えば採用できる工法ではあるものの、基本的には慎重に判断すべき工事と考えています。
この記事では、差し込み式金属屋根の特徴とともに「どのような場合に向かないのか」を中心に解説します。



差し込み式金属屋根の特徴

リコロニーやシーガードは、既存のスレート屋根の上から新しい屋根材を差し込む形で施工する工法です。

主な特徴としては以下があります。

・既存屋根を撤去しないため廃材が少ない
・工期を短縮しやすい
・屋根重量を大きく増やさない
・施工時の騒音や負担が比較的少ない

このような点から、条件が整えば合理的なリフォーム方法といえます。

また、施工方法として屋根材同士を差し込みながら納める構造に加え、製品や施工方法によってはコーキング(シーリング材)を用いて屋根材同士を接着・固定補助する施工が行われる場合があります。

これは施工時の安定性や浮き防止を目的としたものですが、コーキング材は経年によって硬化・劣化する性質があるため、接着に依存した構造になっていないかという点は確認しておきたいポイントです。

ただし、ここで重要なのは「既存屋根を活かす工法」であるという点です。



なぜ採用条件が限られるのか

差し込み式金属屋根は、既存屋根の状態に大きく依存します。
つまり、下地の寿命や劣化状況がそのまま工事後の耐久性に影響します。



ノンアスベストスレート瓦との相性

不具合が多く見られる初期ノンアスベスト世代のスレート瓦は、本体自体の強度低下が進んでいるケースが多く見られます。
基材が傷んでいる状態では、屋根材を差し込んでも長期的な安定性が期待できません。



アスベスト含有世代の問題

アスベストを含むスレート瓦は基材強度は比較的高いものの、築年数的に防水シート(ルーフィング)の耐用年数を迎えている住宅がほとんどです。

屋根の防水性能は最終的に防水シートが担うため、この状態で既存屋根を残す施工は慎重な判断が必要になります。



現行ノンアスベスト屋根でも見られる劣化

比較的新しい屋根でも、経年により反りが目視できる程度まで進行している現場は少なくありません。
こうした状態では、差し込み施工が本来想定している性能を発揮できない可能性があります。



実際の現場で感じる「施工タイミングの難しさ」

差し込み式金属屋根は、施工できるタイミングが非常にシビアな工法です。

劣化が進みすぎても不向き。
かといって築浅すぎるとリフォーム自体が必要ない。

結果として、採用できる期間は意外と限られています。

錻力屋では、この点を踏まえると「築浅で屋根状態が良好な場合」に限定されるケースが多いと考えています。



錻力屋が基本的に強くおすすめしない理由

差し込み式金属屋根自体を否定しているわけではありません。

ただし、

・既存下地の寿命を延ばす工事ではない
・屋根全体のリセットにはならない
・条件を誤ると期待耐久年数に届かない可能性がある

という特性から、現在の住宅事情では慎重な判断が必要な工法と考えています。

また、将来的な屋根メンテナンスを考えると、最終的には葺き替え工事やカバー工法による屋根全体の更新が推奨されるケースが多いのも実情です。

差し込み式工法はあくまで条件が合った場合の選択肢の一つであり、長期的な屋根寿命を延ばす工事とは考え方が異なります。

屋根リフォームは見た目だけでなく、今後何年安心して住めるかが重要です。
そのため錻力屋では、屋根全体の状態を確認した上で、より長期的な視点から工法をご提案しています。



どんな場合なら採用を検討できるか

差し込み式金属屋根が成立しやすい条件としては、

・築年数が比較的浅い
・スレート屋根の反りや割れが少ない
・防水層の状態が良好と判断できる

など、既存屋根のコンディションが良好であることが前提となります。

つまり「どの家にも使える工法」ではなく、「条件が合えば選択肢になる工法」と理解することが重要です。



工法ではなく条件で判断することが大切

リコロニーやシーガードといった差し込み式金属屋根は、合理的な側面を持つ一方で、採用条件が限定される工法でもあります。

屋根工事で大切なのは、工法の名前ではなく、その住宅に本当に適しているかどうかです。

錻力屋では、工事を前提としたご提案ではなく、屋根の状態を確認したうえで最適なメンテナンス方法をご説明しています。
提案内容に疑問や不安がある場合も、お気軽にご相談ください。



お問い合わせ

屋根材の種類や劣化状況によって、最適な工事方法は大きく変わります。
差し込み式屋根が適しているかどうかも含め、現地調査のうえ分かりやすくご説明いたします。

お気軽に錻力屋までお問い合わせください。

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