屋根張り替え工事(葺き替え工事)とは、古い屋根材を撤去し、下地を補強または交換したうえで新しい屋根材に葺き替える方法です。雨漏りなどで下地の傷みがひどい場合は、屋根材とともに張り替えることで問題を解消できるうえ、見た目も新品同様によみがえります。
瓦屋根は非常に耐久性に優れた屋根材ですが、スレートの約4倍、金属屋根材の約10倍近くの重量があります。
屋根の重量は重ければ重いほど住宅の重心位置は高くなることから、地震発生時の揺れは大きくなる傾向にあります。
こうした瓦屋根の耐震性への不安から、張り替え工事をご検討される方が増えてきています。

屋根張り替え工事(葺き替え工事)Overlap Roofing
瓦屋根の場合は、以下の理由からカバー工法でのリフォームが難しいため、張り替え工事となります。
もともと重い屋根瓦に新たな屋根材を追加することで、柱や壁への負荷が増す
重心が高くなることで、耐震性が低下する
凹凸の多い形状の屋根瓦に防水シートや屋根材を隙間なく施工するのが難しく、雨漏りなどのリスクが生じやすい
屋根の劣化が進み以下のような状態にある場合は、新しい屋根に葺き替えるのがおすすめです。
塗装の剥がれやひび割れなどの破損が目立つ
雨漏りなどで下地が腐食するなど、構造上の問題がある
築年数が高く、経年劣化で屋根の機能が低下している