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複雑な屋根や特殊な納まりも対応可能。自社加工設備を備えた板金専門店【錻力屋】
屋根工事で使用される金属屋根材には、メーカーが用意する純正の役物(やくもの)が数多くあります。
とくに人気のスーパーガルテクトは、役物のバリエーションが豊富で、
多くの屋根形状に対応できるよう設計されています。
それでも、建物の形や勾配が複雑な場合や、既存屋根との取り合い条件によっては、
純正部材だけでは納まりきらない箇所が出てくることがあります。
錻力屋では、そうした現場にも確実に対応できるよう、
自社に板金加工設備(シャーリング・ベンダー)を備え、現場ごとに最適な加工ができる体制を整えています。
■ シャーリングマシン(せん断機・裁断機)
鋼板をまっすぐに正確に切断するための機械です。
材質や厚みに合わせて力加減を微調整し、
現場に合わせた寸法を正確に切り出すことができます。
既製品では対応しにくい細かな寸法も、自社で加工可能です。
■ ベンディングマシン(プレスブレーキ・折り曲げ機)
鋼板を直角に近い角度まで折り曲げるための機械です。
押さえ金で固定し、レバーを引いて狙い通りの角度に成形します。
屋根の笠木や水切りなど、雨仕舞や納まりの正確さが求められる部材を、
現場の状況に合わせて加工できるのが強みです。
■ 自社加工と外注加工の使い分け
加工量が多い場合や、さらに高精度が求められる部材は、
板金加工専門業者へ依頼して製作を行うこともあります。
一方で、現場の状況を見ながら細かな調整が必要な部材は、
自社設備で加工し、現場に合わせたオリジナル役物を製作。
錻力屋では、
「純正部材」+「自社加工」+「専門業者による外注加工」
を現場ごとに最適な形で組み合わせ、
コスト・納期・精度のすべてを高いレベルで両立しています。
■ 現場事例:屋根と外壁の取り合いで発生した雨漏りを自社加工で解決




屋根と外壁の取り合い部分に水が溜まり、
既存の雨押えを越えて雨水が侵入していた現場がありました。
錻力屋では、現場状況を確認のうえ新しい雨押え役物を自社で設計・加工。
手曲げ加工と機械加工を組み合わせ、屋根勾配と壁際の形状に合わせた
オリジナル役物を製作しました。
雨仕舞を見直したことで水の流れがスムーズになり、
再発していた雨漏りを完全に解消。
「どのように加工すれば雨仕舞と納まりが良くなるか」を経験的に判断できる、
錻力屋ならではの強みが発揮された事例です。
■ まとめ
複雑な屋根や特殊な納まりほど、
**「どう加工すれば雨仕舞が良く、確実に納まるか」**が重要になります。
錻力屋では、メーカー純正部材を基本にしながら、
自社の加工設備と職人の経験を活かして、現場ごとに最適な納まりを実現。
他社では難しい屋根形状や特殊な施工条件にも対応できる、
地域密着の板金専門店として確かな技術でお応えしています。